
現場自動化パイロット:2週間で回すチェックリスト
現場自動化は長期案件にせず、2週間パイロットで仮説検証できます。準備・第1週・第2週・Go判断までのチェック観点と、暮らしを支える産業で起きやすいつまずきへの対処を、実務向けにまとめた記事です。
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松井 歩武 · 代表取締役
はじめに
結論として、2週間あれば「その業務をデジタルで回せるか」の一次判断は可能です。大規模要件定義の前に、限定エリア・限定班・限定業務でパイロットを回すと、現場の反発もデータも早く得られます。本記事は、暮らしを支える産業向けに、準備から振り返りまでのチェック観点を整理したものです。
開始前(3日以内に揃える)
- 対象業務と非対象を文書で固定する
- モデルユーザー(現場2〜3名)とエスカレーション先を決める
- 既存の紙・Excelとの並行運用終了日を明示する
- 成功・撤退の条件を、現場リーダーと合意する
第1週:記録の質を見る
初週は効率より入力の完全性を優先します。写真漏れ、位置情報、顧客サインなど、後から困る欠損がないかを毎日15分レビュー。ツール不具合と操作ミスを分けるため、再現手順を残してください。
第2週:例外と負荷を見る
天候、設備トラブ、顧客不在など想定外がどれだけ発生するかを記録します。同時に、バックオフィス側の確認工数が増えていないかを見ます。増えている場合は、ワークフロー側の設計見直しが先です。
Go / No-Go の判断軸
- 現場リーダーが「このまま続けたい」と言えるか
- 報告データが次工程(請求・再訪)で使われたか
- 並行運用が二重入力を生んでいないか
数値目標はパイロット後半で十分なことが多いです。
社内ですり合わせのヒント
パイロット中に現場から「紙の方が早い」と言われた場合、操作研修不足か、ワークフロー設計ミスかを切り分けます。後者ならツールを変える前に、完了条件と例外手順を見直す方が早いことが多いです。
導入を検討する組織では、情シスだけでなく現場リーダーを最初のレビューに入れると、後工程の手戻りが減ります。本記事の論点をそのまま議事録の見出しに使い、未決事項と決定事項を分けて残してください。
おわりに
短いパイロットでもチェックリストがあると抜けが減ります。資料をダウンロードし、デモ相談で対象業務の絞り込みを一緒に行うこともできます。

